
電車はドアに接触し、脱線は免れたが先頭部分が激しく壊れた。重慶市の党・政府は事態を重視し、副市長を筆頭に各部門の担当者が現場に急行して対策を指揮した。市政府はまた、重慶市内の地下鉄に対し、防空シェルターのドアの点検を指示するとともに、専門チームを発足して事故原因の調査を始めた。
同線は海峡路駅、南湖駅、四公里駅の約4キロが運休。運営会社の「重慶軌道集団」がダイヤを調整して対応したほか、路線バス会社が運行車両を増発して振替輸送に当たった。
軌道交通環線は、重慶市唯一の環状地下鉄。昨年12月末から北半分で試験営業運転が始まった。計画では全線34キロ、24駅が建設される。