香港メディアの東網によると、ウィリアムソン英国防相はこのほど、中国の通信設備・端末メーカーの華為技術(華為、ファーウェイ)が英国の5G(第5世代移動通信システム)ネットワーク構築に参加を計画していることに対し「重大な懸念があり、詳しく検討する必要がある」と述べた。英BBC放送中国語版によると、英国の閣僚がファーウェイへの警戒を明言したのは初めて。

 同国防相は「ファーウェイが英国の5G市場に参入すれば、国家の安全に影響する。米国やオーストラリアなど(機密情報ネットワーク)『ファイブアイズ』加盟国の手法を参考にするべきだ」と述べた。

 英秘密情報部(SIS、通称MI6)のアレックス・ヤンガー長官も12月初め、中国企業との提携に英国は注意するべきだと警告した。また、英国の大手通信キャリアのBTも先に、5Gネットワークの基幹部分からファーウェイの設備を排除すると宣言するとともに、ファーウェイ製の4G設備を撤去した。

 一方、英メディアのインディペンデントは、英国が直ちにファーウェイ製品を全面排除するのは困難と伝えた。英国は、欧州連合(EU)からの離脱を前に新たな貿易パートナーを求めており、中国を過度に怒らせることを心配している。また、移動通信ネットワークで、既にファーウェイと長年提携を続けており、完全排除は困難だという。