2018年12月26日列 農業農村省は25日、広東省恵州市博羅県で養豚場でアフリカ豚コレラ(ASF)の感染例を確認したと発表した。同省でASFの感染確認は3件目となる。香港紙・東方日報(電子版)が26日伝えた。(写真は雅虎のキャプチャー)

 同省深セン市などの精肉店やスーパーでは、豚肉不足を心配する市民の長い行列がみられた。深セン市当局は市民を安心させるため「豚肉の供給は十分に行われている」とのコメントを発表。備蓄中の冷凍豚肉は1260トンに上ると強調した。

 ネット情報によると、深センでは25日から新鮮な豚肉の供給が中断した。東方日報記者が市内の「東門市場」を訪れたところ、豚肉売り場に商品はなく閑散としていた。

 精肉店主は「当局は冷凍肉の供給に切り替えた。売り上げも平常の半分になった」と述べた。別の店主によると、豚肉の卸売り価格は500グラム当たり3元(約48円)値上がりしたという。