2018年11月7日教中国東北部の黒龍江省ハルビン市にある同省政府の陳情受付部門の庁舎前で5日、退職した元教員数千人が養老金支給や医療保険への加入を求めるデモを行った。参加者によると、同日までに3日連続の活動。当局は大量の警察官を配備して、警戒に当たった。海外の中国語ニュースサイト、博聞社が7日伝えた。(写真は博聞社のキャプチャー)

 参加者は横断幕を掲げて要求を叫んだり、革命歌を歌うなどした。一行は、陳情受付部門の係官でなく、省政府の幹部との交渉を求めた。警官隊は、デモ参加者が庁舎に近づくのを禁じた。

 同省政府の担当部門は元教員の陳情デモ計画を察知し、3日までに省内の下部機関に対し警戒を促していた。数千人の元教師が厳しい監視の目をかいくぐり、陳情デモに成功したことに驚きが広がっている。デモの組織者は、省政府が要求を受け付けない場合、北京での活動を予告している。

 元教員の多くは、民営学校の勤務者。教員資格は持っているが、公立学校に採用されなかった。デモ参加者は、年金や医療保険で、公立学校の元教員並みの待遇を求めている。

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