2018年10月1日艦米CNNテレビによると、米中関係が貿易戦争で緊張を高める中、米ミサイル駆逐艦ディケーターが9月30日、南シナ海で中国が実行支配するガベン礁(南薫礁)、ジョンソン礁(赤瓜礁)から12カイリ以内で「自由航行」を行った。米公共放送ボイス・オブ・アメリカ中国語版が同日伝えた。(写真は東網のキャプチャー)

 米軍幹部はCNNに対し、米海軍は連日、南シナ海を含むインド太平洋で軍事行動を行っているが、いずれも国際法に合致すると強調。「米艦艇の航行は『過度な主権の主張』に挑む意味を持つ。国際法が認める範囲内での自由航行の権利を守るため、米国が責務を果たすことを示すもの」と述べた。

 ガベン礁とジョンソン礁は、元はともに暗礁。中国が大規模な埋め立てで人工島を築いて軍事施設を建設し、軍隊を駐屯させている。

 米国防総省のイーストバーン報道官は26日、米軍のB52戦略爆撃機が南シナ海を飛行した述べた。27日にはB52が、日米軍事演習に参加した。