浙江省温州市内楽清市公安局(警察)によると、同市の女性(23)が24日、ライドシェア中国最大手の滴滴出行(北京市)の配車サービスを利用中に殺害された。警察は25日、運転手の男を殺人容疑で拘束した。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)などが26日伝えた。

 調べに対し男は、女性を暴行した後に殺害し、遺体を捨てたことを認めた。男の供述に基づき警察が捜索したところ、女性の遺体は25日、楽清市の山中で見つかった。

 楽清市の事件で、女性は24日に乗車後、スマートフォンを通じ友人に2回、助けを求めた後、行方不明となった。友人の連絡で滴滴出行が運転手に連絡を取ったが、「女性を乗せていない」と答えたという。

 滴滴出行の配車サービスの運転手による、女性の暴行殺人事件は最近3カ月間で2回目。河南省鄭州市で今年5月、山東祥鵬航空の女性客室乗務員=当時(21)=が殺害された。運転手の男は自殺したとみられ、間もなく遺体が発見された。

 広東省の情報サイトによると、滴滴出行の配車サービス利用中に起きた性的暴行事件は過去4年間に50件に上るという。

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