2018年8月23日露 ロシアのメディアは21日、同国が中国からの炭そ菌感染の流入を警戒し、国境での検疫を大幅に強化していると報じた。中国内モンゴル自治区と黒龍江省では、今年初めからこれまでに、少なくとも106人が炭そ菌に感染したが、中国政府は警報を出していないという。外電を引用し香港メディアの東網が22日報じた。(写真は東網のキャプチャー)

 ロシアの報道によると、同国の衛生当局は、中国北方地区の炭そ菌の感染状況を広報する一方、「状況は楽観を許さない」として中国に向かう旅行者に注意を呼び掛けた。ロシア・ユダヤ自治州の家畜伝染病の防疫担当官は「炭そ菌の感染者が出た黒龍江省の佳木斯市は、わが州の対岸。国境の監視を強めている」と述べた。 

 防疫担当官によると、ロシアは中国から生きた家畜は輸入していないが、獣医師、検疫機関、税関などが共同で生の肉と肉加工製品、飼料に対し最も厳しい検疫を実施している。

 中国側の資料によると、黒龍江省佳木斯市、吉林省双遼市、内モンゴル自治区通遼市で、炭そ菌感染で牛と羊が大量死したほか、住民34人が炭そ症を発症した。
炭そ菌に8人皮膚感染、牛9頭死ぬ-内モンゴル