2018年8月14日落 ニュースサイト人民網によると、上海市黄浦区の繁華街、南京東路地区で12日午後9時40分、商店の看板が地上に落ち、通行中の9人を直撃した。全員病院に運ばれたが3人が死亡、6人が重軽傷を負った。上海市安全生産監督管理局が調査を始めた。(写真は東網のキャプチャー)

 香港のニュースサイト、東網によると、看板は3メートルの高さから道路に落ちた。大きな音とともに地面に落下し、周辺は逃げ惑う通行人で騒然としたという。落下地点から約1メートルの場所を歩いていた女性観光客は「落ちてくるのが見えたので、何かは分からなかったが、とにかく逃げた」と話している。

 上海市政府は13日、同管理局など各部門に対し、市内の広告塔、エアコンの室外機、電飾看板、ガラスカーテンウォールなどについて安全点検を指示した。

 中国の都市では、落下物による事故が頻発している。7月には北京市順義区で、マンション1棟の外壁が落下し、地上を歩いていた3人を直撃し、高齢者が頭をけがして意識不明の重体、女性2人が足にけがした。5月には重慶市長寿区で、建物2階から看板が落ち、通行中の1人が死亡、5人が重軽傷を負った。