上海市宝山区のポンプ、コンプレッサー製造会社「上海志卓成套機械設備」の工場で13日、爆発があり、従業員4人が死亡、2人がけがした。14日付京華時報が伝えた。

 宝山区の当局によると、大きな爆発音がしたが、火災は起きなかった。当局は、事故原因を調査中として、原因を明らかにしていない。

 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、宝山区では2014年8月、冷蔵倉庫会社「翁牌冷蔵実業」で液体アンモニアが漏出、15人が死亡する起きた。

 当時、事故発生の3時間前、冷蔵倉庫から10キロ離れた地点の住民が刺激臭がすると訴えたが、当局は対応しなかった。13日の爆発事故で、当局が事故原因を迅速に発表しないことに対し、住民の間で疑問の声が上がっている。

 同社は超高圧コンプレッサー、超高圧水発生ポンプなどを製造。石油化学、金属、軍需などのメーカーに納品している。