北京市順義区で5日、マンション1棟の外壁が落下し、地上を歩いていた3人を直撃した。60代の高齢者1人が頭をけがして意識不明の重体、若い女性2人が足にけがした。新京報(電子版)が8日伝えた。

 目撃者によると、高齢者の頭を板状の破片を直撃した。女性2人は仕事先から帰宅途中に破片が当たった。マンションの低層階は商店が入居する商業施設で、事故後、一時騒然となった。警察などが事故原因を調べている。

 中国の都市では、落下物による事故が頻発。重慶市長寿区では5月末、建物の2階部分から看板が落下し、通行中の6人を直撃し、1人が死亡5人が重軽傷を負った。同月、江蘇省常熟市の大型複合施設の地下1階駐車場で6日正午ごろ、天井のパイプが落下して走行中の車に当たり、乗っていた2人が死亡した。3月には陝西省商洛市でホテルの屋上付近からタイルが落下、路上の女性3人に当たり、1人が死亡、2人が重軽傷を負った