2018年7月3日米 米紙ニューヨーク・タイムズによると、中国駐在の米外交官が異常音と圧力のため体調不良を訴える事件は、広東省広州市の広州総領事館で最初の例が報告された後、各地に拡大しており、米国務省はこれまでに11人を検査のため帰国させた。米公共放送ボイス・オブ・アメリカ中国語版が1日伝えた。(写真はVOAのキャプチャー)

 米政府筋によると、11人のうち8人は広州総領事館、1人は上海総領事館、2人は北京大使館のそれぞれ館員。同紙によると、これまでに計25人がいわゆる音響攻撃を受けたと報告されている。 ポンペオ国務長官は先に、王毅・中国外相と北朝鮮の核問題で電話会談した際、米外交官が音響による被害を受けていることを取り上げた。

 香港メディア東網によると、外交部の陸慷報道局長は2日「中国はまだ、事件の原因と手掛かりを発見していない」と述べた。また、この事件に絡み米側と情報交換を続けると表明した。

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