米紙ウォールストリート・ジャーナルは22日、米軍筋の話として、中国軍が東シナ海などで米軍機の乗員に対し、失明の恐れがあるレーザー20数回照射したと伝えた。米軍は先に、東アフリカ・ジブチ付近でも同様の行為があったと指摘している。米公共放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)中国語版が伝えた。

 同紙によると、米インド太平洋軍司令部報道官は、レーザー照射は「陸上と海上の漁船から行われた」と述べた。漁船は中国国旗を掲げていた。報道官は、中国軍に責任があるとは言えないが、中国政府内部の人物により指揮された可能性は否定できないとした。

 中国政府系紙の環球時報は21日、中国国防部筋の話として、ウォールストリート・ジャーナル紙の報道について「事実無根で、ねつ造だ」と報じた。

 米軍は今年5月、米軍輸送機が軍事用高出力レーザーを照射され、操縦士2人が軽傷を負ったとして、中国を非難した。中国政府は照射を否定、中国国防部はVOAの取材に対し「中国は国際法と駐在国の法律を一貫して順守している」などと答えた。